腰痛、ギックリ腰に対する関節&筋肉(トリガーポイント)ダブルアプローチ

私事ですが、昨日から右腰、お尻の上辺りに痛みが出てきました。

原因は・・

里帰りをし、いつもとは違う座り方で長時間話し込んでいた
まぁ、これに間違いないでしょう^^;

基本、患者さんを含めどんな方でも、日常生活の中で徐々に負担がかかり、普段とは違った動きや姿勢をとった時に症状が爆発する、と言うケースがほとんどです。

例えば、ギックリ腰の場合で言うと、普段の仕事や育児などで腰に負担がかかっていた。
ある日、ふと荷物を持ち上げようとした時にギックリ腰になってしまった。
と言うパターンが多くなります。

話を戻しまして・・

今回の私のように腰に限局した痛みが出た場合に、疑われる原因は大まかに分けて次の4つになります。

1、筋肉(腰方形筋、脊柱起立筋など)
2、関節(仙腸関節、腰仙関節、下部肋椎関節など)
3、内臓疾患、癌など
4、器質的問題(骨折、関節炎など)

この中で、私たち治療家が手を出せるのは、1と2になります。

 

因みに、5年ほど前に冷や汗が出るほどの尋常ではない腰痛に襲われ整形外科に行ったことがあるのですが、定番のレントゲン、湿布、痛み止めの処方で終わったことがあります。実はこの時の痛みは3の尿路結石が原因だったようです。

と言うのは、その後、同じ症状が出た時に、自分で尿路結石を疑い泌尿器科を受診したところ、やはりそうだったからです。
まさに、以前整形に行った際の悶えるような腰痛が、この時の痛み方と同じだったのです。やはり医師の中にはどうしても専門分野の病気と結びつける傾向があります。

ですので私たちは、最初から決めつけづ、広い目で色々な可能性を疑う姿勢が大事だと思います。時には手を付けず、病院での受診を勧めることも大事です。

 

今回の腰痛に対する施術ポイントについてですが、3と4に問題がない場合、大体、どんな方でも施術箇所は同じになります。

ただ、どのポイントがメインの原因になるかは人それぞれです。
ですので、「ここが痛みの原因だ!」と言う確信が持てない内は、全てのポイント、あるいはラインに対して施術を加えていけば誰でも効果を出すことができます

それでは、具体的な施術内容について解説をしていきます。

1、筋肉(腰方形筋、脊柱起立筋など)

腰方形筋、脊柱起立筋の施術ポイントは、以下の部分になります。

これらのポイントがよく分からない場合は、とりあえずこうした施術ポイントが集まっているラインに対して線で施術を行えば痛みを緩和することができます。

 

トリガーポイント療法

2、関節(仙腸関節、腰仙関節、下部肋椎関節など)

仙腸関節、腰仙関節とは?

仙腸関節とは、骨盤部の仙骨と腸骨とで形成された関節になります。
また、腰仙関節とは、仙骨と腰椎(第5腰椎)とで形成された関節になります。

これらの関節の動きが引っかかりを起こすと、体幹の前後屈(前や後ろに曲げる動作)の可動域制限だけでなく、腰やお尻、下肢(脚)の方まで痛みを放つことがあります。

仙腸関節、腰仙関節に対するアプローチ

これらの関節に対するアプローチの目的は、引っかかりを起こしている関節の動きを滑らかに動くようにすることになります。

ここでのポイントは、関節と言うのは、外部からの力(圧)に対して防御する特性があります。
例えば、整体のような強い圧を加えると関節自体の動きはロックされてしまいます。
ですので、関節の動きを改善するには、施術をかける関節が最も緩んだ位置(姿勢)で、かつ、極力弱い力で施術をすることがポイントになります。

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まとめ

こにょうに腰痛、ギックリ腰に対する施術ポントと言うのは、内科的、器質的(骨など)問題を除けば、ほぼ決まった場所に原因は見つかります。

ですので、例えば筋肉に施術をする場合、正確な施術ポイントの感覚が分からない内は、施術ポイントが集まっている施術ラインに対してアプローチをしていけば症状を緩和することができます。

大事なことは、その患者さんの症状が、私たち治療家が手を付けて良い症状なのかを見極めること
その上で、筋肉、関節など原因の取りこぼしが無いよう隅々まで丁寧に触診をし施術を加えることになります。

今回の記事が、皆さまの施術に少しでも活用頂けましたら幸いです。

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