腰痛、ギックリ腰を短時間で改善する施術のコツ

腰痛や肩の痛みなどで苦しんでいるお客様を、もう少し楽にしてあげられる技術を身につけたい!
でも、それには解剖学や専門的な勉強をしなければいけないので時間がかかりますよね?

と言うようなご相談を、アロマやリンパマッサージをされている方から頂くことがよくあります。

結論から言いますと、それほど時間も知識も必要ありません 。
中でも、何年、何十年もの間、施術をされて来られた方のように触診力がある方でしたら、明日からでも痛みの治療ができるようになります。
痛みを改善するためのあるポイントさえ押さえておけばね

その痛みを取る最大のポイントと言うのは、ズバリ
「点」で施術を加えること

もう少し細かく言うと、

1、痛みを引き起こしているポイント(点)を探し出し
2、そのポイントに適量の刺激(持続圧)を加える

この2つが正しくできるようになれば、ぎっくり腰寝違いなどの強い痛みも簡単に改善できるようになります。

私自身もオイルマッサージの癒し感や気持ち良さが好きで、よく受けに行くのですが
オイルやアロママッサージは筋肉と言う一つの塊をとして捉えた施術がメインであるように感じています。

これに対して、痛みの治療では、更に深く筋肉をかき分け、その中に潜んでいる痛みを引き起こしている源=トリガーポイントに対して点で施術を加えていきます。
つまり、痛みの治療では、より細かく丁寧に原因にアプローチをしていきます。

例えば、腰痛やギックリ腰、座骨神経痛の原因となる重要な筋肉は以下の2つになります。
中でも、特に痛みの原因=トリガーポイントができやすいポイントが、青い丸になります。

腰方形筋の中で、特に痛みの原因ができやすいポイントは次の3点
・腰方形筋・内側部で「第12肋骨に付着する部分」「第12肋骨と腸骨稜の中間あたり」の2点
・腰方形筋・外側部で「第12肋骨に付着する部分」
腰方形筋・内側部と外側部の触診ができるようになれば、施術ポイントも簡単に探し出すことができます

脊柱起立筋の中で、特に痛みの原因ができやすいポイントは次の2か所
・肩甲骨内側の部分
・胸椎から腰椎へ移る部分(胸腰椎移行部)
脊椎の第何番目がどの位置にあるのかが分かれば、施術ポイントを簡単に探し出すことができます

実は、こうした痛みの原因=ポイントと言うのは、誰でもほぼ決まった所に見つかります
ただ、お客様の痛みを引き起こしている最大の原因が、どのポイントなのかは人によって違ってきます。

ですので、メインの施術ポイントが分からない内は、とりあえず、今の症状を引き起こす可能性があるポイントが密集している施術ラインに対して施術を加えていけば痛みを緩和することができます。
しかも、施術ラインはそれほど多くないので、全てにアプローチをしても大して時間はかかりません。

腰方形筋の内側部への施術は、ベッド側の股、膝関節を軽く曲げ、逆に天井側の脚を伸ばした状態にし、尚且つ、天井側の上肢を伸展(頭の方へ上げる)した状態で行います。
そうすることで、腰方形筋の施術ラインは最も伸ばされた状態=施術ポイントが最も触診しやすい状態になり、最小限の力で無駄に筋繊維を壊すことなく痛みを緩和することができます。

脊柱起立筋(多裂筋・回旋筋も同様)への施術は、脊柱を丸めた状態で行います。
そうすることで、脊柱起立筋の施術ラインは伸ばされた状態=施術ポイントが最も触診しやすい状態になり、最小限の力で無駄に筋繊維を壊すことなく痛みを緩和することができます。

お客様によって違う痛みの原因=施術ポイントが見極められるようになってくれば、そのポイントに対してだけ施術を加えればOKなので、より早く簡単に痛みを緩和することができるようになります。
因みに、こうした痛みを引き起こすポイントを覚えたければ、トリガーポイントに関する専門書がオススメです。

ご参考にして頂けましたら幸いです。

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